「友達が並んでるから!」列に入ろうとした客。店員の落ち着いた一言で…。
休日の人気店で、並んでいる友人の横に数人が入ろうとした。
オリジナル創作ストーリー・登場人物と出来事はフィクションです何気ないひと言が、ずっと気になっていたことを表に出す。これは日常のすれ違いを描いた、irohaのオリジナル短編です。登場人物や出来事はフィクション。今回は、気持ちを飲み込むだけでは終わらなかった場面をお届けします。
「ちょっとくらい」が、積み重なると
休日の人気店で、並んでいる友人の横に数人が入ろうとした。後ろの客がざわつく。店員の歩は声を荒げず、入口の案内板を示した。
思いがけないひと言と、見えてきた事情
「皆さま揃ってからお並びいただくルールです」。歩は合流の事情を聞きつつ、同じ案内を全員に伝える。先にいた友人も、いったん最後尾へ戻ると決めた。
その後、二人の間に残った約束
順番が整い、待っていた客も静かになった。誰かだけを叱るより、店のルールを同じ言葉で伝える。歩の一言が効いたのは、特別な説教ではなく公平な基準があったからだった。
毎日に、ちょっといい発見を。
相手の事情を知ることと、自分の困りごとを黙って引き受けることは別の話。伝え方を変えたから必ず解決するわけではありませんが、この物語の主人公は、事実と気持ちを分けて話すことから一歩を踏み出しました。あなたなら、この場面でどんな言葉を選びますか。
毎日に、ちょっといい発見。 iroha.



