「家族なんだからいいでしょ?」合鍵で入ってくる義母。夫が玄関で見たものとは…。
帰宅した由衣は、台所に義母がいるのを見て驚く。
オリジナル創作ストーリー・登場人物と出来事はフィクションです何気ないひと言が、ずっと気になっていたことを表に出す。これは日常のすれ違いを描いた、irohaのオリジナル短編です。登場人物や出来事はフィクション。今回は、気持ちを飲み込むだけでは終わらなかった場面をお届けします。
「ちょっとくらい」が、積み重なると
帰宅した由衣は、台所に義母がいるのを見て驚く。合鍵は緊急用のはずだった。「片づけておいたわよ」と言われても、勝手に動いた私物が気になった。
思いがけないひと言と、見えてきた事情
夫は最初「助かるじゃん」と笑う。だが週末、義母が夫の机の引き出しまで整理していた。「仕事の書類なんだけど」と、ようやく戸惑った顔をした。
その後、二人の間に残った約束
由衣は誰の机も同じだと伝える。夫婦で話し合い、訪問前の連絡と合鍵の扱いを義母に相談した。善意でも、家の中のルールは住む人が決める。その日、夫は初めて由衣の気持ちを聞いた。
毎日に、ちょっといい発見を。
相手の事情を知ることと、自分の困りごとを黙って引き受けることは別の話。伝え方を変えたから必ず解決するわけではありませんが、この物語の主人公は、事実と気持ちを分けて話すことから一歩を踏み出しました。あなたなら、この場面でどんな言葉を選びますか。
毎日に、ちょっといい発見。 iroha.



