祖母のレシピに「適量」ばかり。最後のページに書かれた一行で、涙が出た。

祖母の煮物を作りたい葵は、古いノートを開く。

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iroha編集部LIFESTYLE EDITORIAL TEAM
オリジナル創作ストーリー・登場人物と出来事はフィクションです

何気ないひと言が、ずっと気になっていたことを表に出す。これは日常のすれ違いを描いた、irohaのオリジナル短編です。登場人物や出来事はフィクション。今回は、気持ちを飲み込むだけでは終わらなかった場面をお届けします。

「ちょっとくらい」が、積み重なると

祖母の煮物を作りたい葵は、古いノートを開く。砂糖もしょうゆも「適量」で困り、母に聞きながら少しずつ味を調整した。

思いがけないひと言と、見えてきた事情

最後のページには「食べる人の好きな味にしてね」とあった。祖母が家族ごとに味を変えていたことを母が話す。正確な数字がないのは、雑だったからではなかった。

その後、二人の間に残った約束

葵は自分が作った分量を書き足し、次は少し薄めにするとメモした。祖母と同じ味にはまだならない。それでも、食べる人を思いながら味を見る時間こそ、受け継げるものだと感じた。

毎日に、ちょっといい発見を。

相手の事情を知ることと、自分の困りごとを黙って引き受けることは別の話。伝え方を変えたから必ず解決するわけではありませんが、この物語の主人公は、事実と気持ちを分けて話すことから一歩を踏み出しました。あなたなら、この場面でどんな言葉を選びますか。

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毎日に、ちょっといい発見。 iroha.

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